制服

丸襟の白いシャツに細いリボン。チェックのスカートに黒のストッキング。そんな、どこにでもありそうな女の子の学生服。だけどそれを着ているのは華奢で可憐な女の子ではなく、長身にがっちりと筋肉のついた俺なのだ。大学生になってもビ…

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膨らみ

※女体化百合 事故みたいなものだった。宍戸さんと居残り練習をしたあと、二人だけになった部室で着替えていた。二人きりになることって滅多にないから、なんだか嬉しくなっちゃっておしゃべりが止まらなくなった。気が付いたときには宍…

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霧雨

夢を見た。長太郎が笑っていた。なにもない草原に一つだけ置かれたベンチに座って、俺の隣の長太郎がくすくす笑っている。なにが面白いのか聞いたら、長太郎は何もない向こうの方を指さして、楽しそうな音楽が聞こえる、と言った。俺には…

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Go for it!

ピーカン照りだった昨日とはうって変わって、朝から土砂降りの最悪の天気だ。いつもの俺だったら、せっかくの休みなのに外に出られずテニスも出来ない一日なんてクソくらえと、イライラをゲームにでもぶつけて不貞腐れていたことだろう。…

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感度向上特訓

それは宍戸さんの一言から始まった。 「なぁ、これって気持ちいいのか?」「え?」「いや、その、尻の中って、なんつーか……」「な、なんつーか……?」「気を悪くするなよ? その、気持ちよくねぇっつーか、なんにも感じねぇっつーか…

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隣人

俺の住んでいるアパートの壁は薄い。ちょっと大きな音で音楽を流そうものならすぐさま壁を殴られる。夜中の静かな時間帯なんかは、隣の住人の足音すらも聞こえてくるくらいだ。他人の生活音が気にならないといえば嘘になるが、そこまで繊…

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狼3

狼2の続きです 月が明るい。駅からの帰り道、ぽつぽつと街灯がともる路地を歩きながら見上げた空にはまんまるの満月。雲一つかかっていない。草むらがあるのかどこからか涼やかな虫の音も聞こえてきて、秋の月夜にピッタリな雰囲気を醸…

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愛のしるし

鳳長太郎がそのしるしを見つけたのは、部活終わりのロッカー室でのことだった。着替えの途中、上のユニフォームを脱いだままベンチにどっかり腰かけた宍戸の、ハーフパンツがめくれて露出した内ももにそれはあった。直径一センチの、すも…

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狼2

狼の続きです あの満月の夜。初めて長太郎と深く繋がった夜。窓から差し込む淡い光をギラつく瞳に反射させて、長太郎は俺を見た。押し付けられ揺さぶられるたびに床に擦れた背中も、噛みつかれた首も、爪が食い込むほど強く掴まれた足も…

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オオカミなんです、俺。青空の屋上で、弁当の肉団子に箸を突き刺しながら長太郎は言った。横目で見ながら口の中のサンドイッチを飲み込んで、パックの牛乳を啜って、流れの遅い雲を見あげる。「なんだそれ。昨日のこと言ってんのか」「え…

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